屋外トランクルーム(レンタルコンテナ)の選び方&おすすめ業者比較!湿気や温度、カビの問題は?
屋外型トランクルームの選び方と業者の料金相場の比較まとめです。立地、階数、荷物量・保管期間・管理環境・料金・保証内容などをチェックしましょう。温度や湿度、カビなどの対策方法も解説。月額利用料金は5,000円~8,000円が相場となっており、管理費や事務手数料などが追加で発生します。
目次
屋外トランクルームとは?
コンテナ丸ごと利用できたり、自転車やバイクのガレージにもなる屋外トランクルーム。
屋内のトランクルームと比較すると、価格を抑えて借りることができるので便利です。
預ける荷物としては、
・アウトドア、レジャー用品
・カー用品
・自転車、バイク
・大型の家具、家電
・トレーニングマシン、器具
などが向いています。
具体例を挙げると、アウトドア用品はスノーボードやサーフボード、キャンプ用のテントやテーブル、ハンモック、浮き輪、クーラーボックス、ゴルフバッグ、ロードバイク、タイヤなどですね。
家具・家電だと扇風機、ストーブ、洗濯機、クリスマスツリー、鯉のぼりなどでしょうか。
逆に高温や湿度に弱いものは向いていません。
大事な書類や電子機器類、衣類などは屋内型のトランクルームに預けた方が無難です。
屋外トランクルームの月額料金の相場
続いて費用面です。
東京都内23区およびその周辺都市の料金相場を比較すると、こんな感じ。
屋内型:1畳あたり8,000円~22,000円/月
屋外型:2畳あたり10,000~14,000円/月
屋内と屋外で比べると、屋外型のほうが広くて安いです。
一方で、屋外にあることから様々なデメリットや注意点もあります。
今回は、屋外のトランクルームを選ぶ時に気を付けたい点や押さえておきたいポイントについて解説。
ドッとあーる、スペースプラス、ハローストレージなど、人気の屋外トランクルーム業者の料金相場についても比較していきます。
屋外トランクルームの選び方
屋外トランクルームを選ぶときに気をつけたいポイントは、こちらです。
屋外トランクルームを選ぶ際の チェックポイント | |
---|---|
立地 | 自宅から行きやすい場所を選ぶ 屋外コンテナは郊外に多い |
階数 | 1階は荷物を運びやすい 2階は安い |
荷物量 | 大きな荷物の保管に便利 1畳未満のサイズもまれにある |
預ける期間 | 最低利用期間に注意 |
料金 | 月額料金は2畳あたり10,000~14,000円(東京) その他管理費や更新料、事務手数料が発生 |
保管環境 | 換気口と断熱材を確認 高温・多湿・カビに弱い荷物は屋内型に |
管理サービス | 鍵のタイプ、荷物保証、防犯カメラ、巡回などを確認 |
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立地をどこにするか
屋外トランクルームは、基本的には郊外に立地している場合がほとんどですが、大手のトランクルーム業者なら東京23区内でも結構見つかります。
よく見るのは葛飾区、江戸川区、練馬区、足立区、板橋区などですね。
渋谷や新宿など都心部に近い場所には屋外コンテナはほとんどなくて、あるとすれば屋内型のトランクルームになります。
これは東京に限らず、その他大阪や名古屋、福岡といった地域でも同じで、中心市街地に屋外型のトランクルームは少ないです。
屋外コンテナは、敷地内に車を乗り入れて搬出入を行うので、交通アクセスが良い場所を選ぶことが重要です。
車を使わない場合は、駅近の物件を選ぶと良いでしょう。
郊外にあるトランクルームならほとんど駐車場完備で、かつ扉の前まで車で乗り入れ可能。
屋内型では車からの搬入に台車を使うなど大変だったりするので、その辺は屋外トランクルームのほうが便利です。
利用期間中、荷物の出し入れが頻繁になると予想される場合は自宅や職場からのアクセスの良さは重視したいところです。
1階か2階か
あと見ておきたいのが、1階か2階かという点です。
多くのトランクルーム業者は敷地を有効活用すべく、コンテナを2段重ねにしています。
2階の場合は、移動式タラップを使って荷物を運ぶことになるので、少し面倒になります。
また、重たい荷物の場合は一人では難しい場合なども出てくるでしょう。
その分、2階のコンテナは安いです。
同じ広さでも1階は2階の1.3~1.8倍くらいしますね。
例えば江戸川区の同じ場所にある2畳トランクルームでも、1Fは10,200円/月ですが、2Fは18,400円/月です。
結構差が出てきますよね。
荷物の量はどれくらいか
屋外トランクルームを利用する場合は、アウトドア用品やレジャー用品など、比較的大きなアイテムを保管することが多いでしょう。
反対に、ダンボール1つ程度の少量であれば、屋外型のコンテナを丸々借りる必要もないでしょう。
屋内型や宅配型のトランクルームのほうがおすすめです。
荷物の量がどれくらいになるのか、また、今後荷物量に変化があるのかによっても選ぶタイプやスペースの広さは変わってきますね。
大きな荷物を追加することを考える、少し余裕を持ったサイズを選んでおくことをおすすめします。
一応、屋外型でも1畳未満という小規模なトランクルームもありますが、珍しいです。
多くの場合は1畳以上のサイズしか用意されていないことが多いです。
預ける期間はどれくらいか
屋外トランクルームには、最低利用期間が設定されている場合があります。
また、敷金や礼金、事務手数料や解約料などにも注意が必要です。
中には、短期での契約ができないプランもあるので、「引っ越しなどで一時的な荷物の退避のために数か月だけ利用したい」場合などは注意が必要です。
月額料金と手数料
年単位など、長く利用する上では料金も大切です。
東京23区の月額料金は8,000円~22,000円。
渋谷や新宿など都心部になるほど高くなります。
(部屋の家賃と同じ考え方です。)
また月額利用料だけではなく、管理費や更新料、事務手数料といった諸費用を含めた月のコストを事前に確認しておきましょう。
業者や立地によって変わってきますが、契約事務手数料はだいたい賃料1ヶ月分、更新料(メンテナンス費用)が年間5,000円ほどです。
補償料や管理費といった項目は業者ごとにあったりなかったりしますが、数百円~数千円くらいが相場でしょうか。
鍵代を取られるところもあります。
初期費用として、翌月&翌々月の使用料を用意する必要がある場合が多いです。
(当月分はだいたい日割り計算)
屋外トランクルームの人気業者3社の料金相場はこの後の項でご紹介しているので、チェックしてみてください。
保管環境の様子
屋外トランクルームは、基本的に外の温度や湿度に影響を受けます。
また、夏場はトランクルーム内に熱がこもることも多くあります。
ある程度の温度や湿度はしょうがないですが、換気口(空気の通り道)があるタイプを選んだ方がよいでしょう。
収納するアイテムを選ぶ基準は、庭の物置に入れられるものを基準に判断しましょう。
詳細は後述します。
管理サービスの確認
万が一の自然災害など、絶対に被害に遭わないとは言い切れません。
できるだけ、荷物保証がついていると安心です。
台風などの自然災害に強いかどうかなどもチェックしておきましょう。
また、周囲に人通りが少ない場所などは盗難などのリスクも高まります。
強固な鍵を使用していたり、防犯カメラやスタッフの巡回などのセキュリティ面にも気を付けて選ぶとよいでしょう。
夏の高温、多湿、カビへの対策方法
先述した通り、屋外型のコンテナは夏の炎天下ではトランクルーム内部が非常に高温になります。
場合によっては50℃以上のサウナ状態になりますので、基本的に高温に弱い荷物を保管すべきではありません。
出来ることとしては、換気口(通気口)がついているタイプのトランクルームを選びましょう。
さらにできることなら、壁や天井に断熱材を使っているコンテナのほうが望ましいです。
これにより内部の温度が外気±5度くらいに収まります。
続いて湿度とカビの問題です。
屋外のコンテナ型トランクルームは、雨や結露により湿気が高くなりやすく、荷物にカビが発生しやすいです。
なので、原則的には湿気に弱い荷物の保管は避けましょう。
出来る対策としては、
・床にすのこを敷く
・除湿剤を置く
・荷物を壁から離して置く
・荷物と荷物を密着させない
といったことで、ある程度は防げます。
要するに空気の通り道をたくさん作ってあげることで、カビを防ぐわけですね。
ですが基本的には、本や書類、衣類などは屋外ではなく、屋内トランクルームに保管することをおすすめします。
屋外トランクルームの業者別料金相場
続いて、業者別の料金相場の比較です。
その他の費用は店舗によってことなるので、事前に確認することをおすすめします。
1畳あたりの月額料金の目安 | その他の費用 | |
---|---|---|
ドッとあーる | 5,000~6,000円 | 保証料:500円 / 月 管理費:800円 / 月 事務手数料:賃料1か月分 メンテナンス費用:5,400円 |
スペースプラス | 6,000~8,000円 | 事務手数料:賃料1か月分 更新料:5,000円 |
ハローストレージ | 5,000~9,000円 | 管理費:2,200円 / 月 事務手数料:賃料1か月分 鍵代:屋内/3,080円、屋外/4,400円 セキュリティ登録料:1,100円(屋内のみ) 安心保証パック:550円 / 月 |
場所によっては、「6か月間賃料半額」や「当月フリーレント」などお得なキャンペーンが実施されている場合があります。
事前にチェックして積極的に活用しましょう。
ドッとあーるコンテナ
東京、福岡、愛知を中心に14,000室を展開しているドッとあーるコンテナ。
利用しやすい金額設定や、最速で当日から利用することもできます。
賃料半額やフリーレントなどのお得なキャンペーンも実施中です。
月額料金は東京都内で1畳あたり5,000~6,000円。
その他の費用として、保証料、管理費、事務手数料、メンテナンス費用が別途かかります。
郊外エリアに強いです。
加瀬のレンタルボックス
関東を中心に全国展開するCMでも人気のトランクルーム大手。
屋外型コンテナボックスのほか、屋内型トランクルーム、バイクヤード、ガレージ倉庫もあります。
1か月単位で借りれるので短期間の利用におすすめ。
月額料金が最大90%OFFや永続30%OFFなどの割引キャンペーンが豊富です。
月額料金は東京都内で1畳あたり5,000~7,000円。
共益費2,000円と事務手数料が月額使用料の1ヶ月分かかります。
スペースプラス
スペースプラスでは、首都圏を中心に全国各地にトランクルームを展開しています。
屋外コンテナの充実や、バイク保管に特化した専用のスペースもあるのもポイントとなっています。
都内での1畳あたりの月額料金は6,000~8,000円程度。
契約事務手数料や更新料などは各店舗によって異なります。
ハローストレージ
ハローストレージの物件数は業界日本一。
様々な活用方法に応えたトランクルームを展開中です。
荷物の運搬サービスなどのオプションサービスも充実のハローストレージ。
書斎や秘密基地としても利用が可能で、自分らしい使い方を提案しています。
月額料金の目安は都内だと1畳あたり5,000~9,000円。
その他、店舗により異なる管理費、事務手数料、鍵代、セキュリティ登録料、安心保証パックの料金が発生してきます。
まとめ
価格を抑えて多くの荷物を収納できる屋外トランクルーム。
車で直接搬入できる場合にもとてもお得なサービスです。
立地や広さ、料金などを比較して自分にぴったりなところを探してみてくださいね。
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